2008年04月21日

主よ、あなたが歩かれる道ならば−マルコによる福音書−(2008年4月21日放送)

第56回 絶えず、新たな日々を生きる

神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。(マルコ福音書12章27節)

私たちは必ずいつか死にます。けれども、それをまだ経験してはいません。
しかし、心臓が動きを止めるという体の死ではありませんけれども、ある意味、私たちは何度も、死を味わうということを経験してきたのではないでしょうか。
たとえば、大きな挫折をする、空しさにとらえられることもある、人から誤解されたり、人間関係が壊れてもうどうしようもないということもあるでしょう。
自分が大切にしていたものをすっかり失ってしまうということもある。
そういう事柄にぶつかりながら、時折私たちは、この人生をもう投げ出したいなと思うこともあります。自分などいないほうがよほどマシではないかと思うこともあります。
それは結局、自分の命を否定しているということです。
そのときに、私たちはある意味で「死」に触れているのです。

そのようにしていわば「死」を味わっている私たちが、もう一度命を得て立ち上がり、歩み続けるということが、どこでできるのでしょうか。

「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ」とイエス様は仰いました。
死を命へと変えてくださる神様、死の意味を変えてくださる神様が、あなたの神様なのだとイエス様は教えてくださったのです。

様々な事に出会い、死のかけらを味わうとき、私たちは、一体この事は自分の人生にとってどんな意味があるのだろうかと思います。
その私たちの経験から、しかし神様は命を生み出してくださるのです。
人生の中でどんなに「死」に出会うようなことがあったとしても、その私たちの「死」を、命の歩みへと神様は造り変えてくださるのです。

私たちをそこで生かすために、神様は御言葉を語り続けていてくださいます。
だからこそ私たちは、この御言葉のもとに自分の暮らしを置き続けるのだと思います。
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